−嘘ぉっ!−  僕の初体験は、高校2年生。16歳の時でした。  つきあって3ヶ月で、彼女が初めて僕の部屋へ来た時にやりました。  彼女は、僕が当時好きだった、黒夢のCDを貸してもらうことが目的で来たのですが、僕は  もちろんそれで彼女を返すつもりはありませんでした。その日は、珍しく両親が家にいなかっ  たのです。お茶を出して、ベッドに座るように促して、一緒にCDを聞いて、そして、彼女の  肩に手をかけてみて拒まれなかったので、押し倒しました。  ここで僕は、当時読んでいた雑誌を参考に行動しました。「Hする時に、無言で押し倒す男  って、最悪!」という、読者Aさんの意見を参考にしたのです。  「今日、親、帰るの遅いんだ…好きだ…」  僕は、それなりに真剣でした。彼女も、それに答えてくれたのか、少し顔を赤らめながら、  うなずいてくれました。その後は、気持ちいいとか、そういうのをすっとばして、お互い  初めて同士でしたので必死でした。でも、なかなか夢のような時間だったと思います。  終わった後も、僕は「終わった後に冷たくなる男って、最悪!」、というBさんの言葉を  思い出し、彼女を抱きしめて、「…愛してる」とつぶやいてみました。  すると、彼女は僕の腕をぬけだし、ムクリと起き上がると、けたたましい声を出しました。  「ねぇ、さっきから気になってたんだけど、今何時? 嘘ぉっ! もうこんな時間?!   SMAPが今日テレビに出るのに!! ねぇ、テレビある? 録画できる? 嘘、もう   間に合わないかもしれないーっ! いやーーんっ!!」  僕の言葉は、S○APで一杯の彼女の耳には届いていませんでした。ってゆっかむしろ、  行為中も、彼女の頭の中はSM○Pで一杯だったことが判明しました。  「もう、最悪!」  そう何度も言っていた彼女とは、その半年後に「やっぱり私にはあわない人だと思ったから」  という理由で、別れられました。彼女とつきあって僕に残ったのは、童貞喪失と、雑誌の言う  ことはあてにならない、ということです。


↑何かできるはず↑


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