宇多田ヒカル。現在、日本で最も稼いでいる10代と言っても過言ではない、女性です。
老若男女問わず、彼女の歌は人を魅了せずにはいられません。
今日は、そんな彼女の歌「traveling」について、考えていきたいと思います。
仕事にも精が出る
金曜の午後
タクシーもすぐつかまる (飛び乗る)
目指すは君
恋愛を思わせる描写ですね。昔あった、「花金(花の金曜日)」という言葉を、思い
出させるフレーズです。彼に会いに、ウキウキする彼女の姿が見えてきますね。
なんとなく微笑ましい始まり方です。
"どちらまで行かれます?"
ちょっとそこまで
彼に会うことで頭が一杯で、錯乱している女の図が見えます。微笑ましいですね。
行き先ぐらい、ちゃんと言えって。まぁ、タクシーの運転手も、多分苦笑いでしょう。
"不景気で困ります (閉めます)
ドアに注意"
タクシーの運転手も、錯乱していました。
いや、愚痴る前に、行き先ちゃんと聞けよ。それとも嫌味なんでしょうか。
風にまたぎ月へ登り
僕の席は君の隣り
ふいに我に返りクラリ
春の夜の夢のごとし
女はどうやら、助手席に乗り込んだようです。
さらに、タクシー運転手そっちのけで、白昼夢を見出しました。
(略)
Traveling どこへ
Traveling 行くの?
お、とうとうタクシー運転手が行き先を聞きなおしたようです。
遠くなら何処へでも
答えになってねー!
Traveling もっと
Traveling 揺らせ
壊したくなる衝動
もう、現実が見えていない女に、タクシー運転手が殺意を抱いたようです。
Traveling 君を
Traveling 乗せて
アスファルトを照らすよ
タクシーは、電波女を乗せたまま、走り出してしまいました。
(略)
Traveling もっと
Traveling 飛ばせ
急ぐことはないけど
走り出したタクシーに、女は当然のように、無茶なことを言い出しました。
もう、電波確定です。この女、どこからか電波を受け取っています。
聞かせたい歌がある
エンドレスリピート
しかし、タクシーの運転手も負けていませんでした。自分の好きな歌を、エンドレス
リピートです。すごく地味な嫌がらせをしかけてきました。
気持ちに拍車かかる
しかし意に反して、女はノリノリ。
タクシー運転手も、さぞがっかりしたことでしょう。
狙い通り
本当かよ。
(略)
Traveling 胸を
Traveling 寄せて
いつもより目立っちゃおう
女が、色仕掛けに入りだしました。もう、最初に出てきた彼氏はどうなったのか、全く
分かりません。そっちのけです。
Traveling ここは
Traveling いやよ
目的地はまだだよ
タクシー運転手が、電波女の色仕掛けに惑わされました。
Traveling 窓を
Traveling 下げて
何も恐くないモード
電波女は、露出プレイを、どうやら希望しているようです。
Traveling ここで
Traveling いいよ
全ては気分次第
…まぁ、脳がいかれてきたので、このへんで考を終わらせていただきますが、こんな歌
が流行る日本は、本当に大丈夫なんでしょうかね。考えさせられました。
そういうわけで、2002年度上半期TOP10に入るこの曲は、実はとんでもない電波
ティックエロソングだった、という結論で締めたいと思います。
歌詞をノーカットで
見ると、全く違う歌になるやんけというツッコミは、ご容赦ください。ではでは、
サイトウでした。